最終申告(自己申告)から始まっている

2023/12/19

自己申告(最終申告)の時期になりました。

今回主任教諭選考に通らなかった人は、ここから既に来年度の準備が始まっていると捉えてほしい。

 

主任教諭選考は、職務レポートと業績評価による勤務実績で行われるが、
この勤務実績がどのように校長から先の機関に伝わっているか考えたことはあるだろうか。

 

自己申告は、必ず所属の教育委員会に校長経由で提出されることになっており、
校長から先の機関はこの書面でしかそれぞれの教員を評価できないのである。(予想)

 

もし、校長が提出する「勤務実績」も自己申告に基づいて作成されるのであれば、

いかに自己申告で頑張っていることをアピールする必要があるかは自ずとわかると思う。

 

ちなみに「教職員自己申告実施要領」には、
“また、この制度は、教育職員の能力、適性や異動希望等を的確に把握し、教育職員の育成及び・・・”
という記載もある。

 

但し、自己アピールするとしても“プレイヤー”として頑張っている点をアピールしても意味がない。

 

必要とされているのはプレイヤーではなく“マネージャー”なのである。

さらに言うと、教諭の目線で自己申告を書くのではいつまでも教諭の殻を破ることはできない。

 

主任教諭の目線で書くことが必要である。

 

「教職員自己申告実施要領」には、教諭の自己申告は以下の順で記載するよう明記されている。
「a.学習指導」「b.生活指導・進路指導」「c.学校運営」「d.特別活動・その他」

 

それに対して主任教諭は、以下の順番になっている。
「a.学校運営」「b.学習指導」「c.生活指導・進路指導」「d.特別活動・その他」

 

赤字にした部分を見てもらえばわかるが、主任教諭は第一に“学校運営”で力を発揮することが求められている。

 

しかも内容にも違いがあり、
教諭:「校務分掌」等学校内の組織や「学校運営」に関する取り組みなどについて申告。

主任教諭:校務分掌などにおける学校運営上の重要な役割、主幹教諭の補佐、学校運営に関する教諭等への助言・支援など主任教諭として行う具体的な職務について申告。
学校運営に関する教諭等への助言・支援については必ず記入。主幹教諭や副校長と連絡・相談しながら、若手教員の指導育成を組織的に行う具体的な職務について申告。

となっている。これだけでも大分違うのはわかるだろうか。


いまからでも分掌主任や主幹教諭の補佐をしていることや、同僚の支援をしていることを自己申告に書き込むことをお勧めします。

 

最終申告では主任として力量があるとアピールした上で、来年度をスタートさせることが必要だと考える。
 

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