令和5年度参考論文

2023/12/26

令和5年度の問題は、過去問をTOPページに載せている通り、以下の問題であった。

【令和5年度本試験問題】

---校務分掌における学校運営上の重要な職務を遂行することが求められています。このことについて、特にあなたの担当する分掌内の職務において課題となることは何か、2点---

 

この問題に対して、当日の論文を完全再現することは難しいので、

ここでは職務レポート合格対策集の令和5年度予想問題①の内容に沿って、練り上げた文章を載せておきます。

予想問題①の内容をみればわかる通り、本番の問題と同等であったため、本番も以下の内容とほぼ同じ内容を記載しました。

 

【令和5年度予想問題①】

---学校運営においてより積極的な課題解決を図ることが求められています。このことについて、あなたの担当する職務において、特に学校運営の改善を図る上で、課題となることは何か、2点---

 

【令和5年度予想問題①への解答】

※学校名が予想できてしまうところは一部〇〇にしています。

 

(1)担当職務における課題及びその理由

 私は現在進路指導部に所属している。学校運営における職務上の課題は、学校経営方針に示された「充実した〇〇〇〇〇〇〇〇〇」を組織的に行っていくことである。役割を果たす上で解決すべき課題は以下2点である。

(課題1)主任教諭を中心として教諭等をフォローする組織作り

 本校には、生徒のキャリア観育成のために「〇〇訪問」「〇〇〇訪問」「〇〇〇〇体験」他外部機関と連携した様々な活動がある。その中で、昨年は〇〇〇〇と調整をする際いくつかトラブルも発生していた。しかし、その問題が担当教諭と主幹教諭のみで処理されることが多く、常に主幹教諭が教諭に助言をし、解決を図っていた。様々な問題に迅速に対応するためには、主任教諭が積極的に活躍する必要があるという理由から、主任教諭を中心として、チームで問題解決できる場面を増やし、主幹教諭を補佐していく組織作りが課題である。

 

(課題2)キャリア教育活動の業務標準化と若手教員等の業務の進捗管理          

 キャリア教育を組織的に行うには、まず進路指導部が指導内容を熟知し、〇〇〇〇〇〇等へ指導の方法を適切に助言していく必要がある。しかし、進路指導部の経験の浅い教員にとっては、いつまでに何を行えば良いか、わからないという状況がある。その理由から、今まで以上に業務マニュアルを整備し、〇〇〇〇〇〇〇〇が誰になっても指導の流れをイメージできる状況を作っていくことが重要である。また、マニュアルを基本として若手教員等の指導と業務の進捗管理を主任教諭が行っていける体制作りが課題である。

 

(2)課題解決のために、主任教諭として取り組むこと

(解決策1)部会等での問題の事前共有と相談しやすい組織作り

 私は年度初めの部会で、昨年問題となった内容を積極的に共有するよう所属メンバーに投げかけた。まずは、私が把握している問題を取り上げ、対応策を分掌内で話し合った。検討した対応策は全校に周知し、共通理解を図ることができた。このような取組みを拡げるために部会を単なる報告の場にするのではなく、各々が今困っていることを共有するよう促した。私自身、本分掌に数年居た経験から同僚の困りごとに積極的に部会で助言をした。今後は部会だけでなく、日常的に様々な情報を共有するためのコミュニケーションを増やしていく。また、都度教諭等の業務の進捗状況を確認しながらチームで課題解決に向けた相談がしやすい環境作りや、常にPDCAを回していける体制作りを行う。

 

(解決策2)マニュアルによる業務の推進と若手教員等のOJT教育

 昨年度、私はキャリア教育の一環である〇〇〇〇〇〇〇指導に関し、新規担当者から生徒への指導の流れがわからないと相談を受け、流れについてマニュアルを作成し共有をした。その結果、担当者は流れを理解し、順調に業務を進めることができた。いつまでに何をすべきか、明らかにしたマニュアルを作ることで、業務の標準化が図れることがわかった。この経験からマニュアル化されていない業務に対しても、自ら積極的に関わり業務内容をまとめていく。まとめた内容は共有フォルダに保存し、さらに校内メール等によりマニュアルの存在を周知し、活用を全校に促す。教諭等に対しては、マニュアルに沿って業務の進捗状況を確認し、適宜必要な助言や支援を行い課題解決を図っていく。

 私は主任教諭として、常に課題を考え、自ら課題解決のために行動し、若手教員や主幹教諭を補佐しながら、学校運営に貢献していく所存である。

 

 

PR

にほんブログ村 教育ブログ 教師教育・教員養成へ
にほんブログ村

#東京都主任教諭選考

#東京都主任教諭

#主任教諭 #主任教諭倍率